どうも、カラビナのホラクラシーエバンジェリストのbravoです。
カラビナテクノロジーは今から1年くらい前からホラクラシー組織を取り入れはじめ、組織体制をアップデートしてきました。
今思い返すと、ホラクラシー組織はスタートが一番大変だったかもしれません。
そんなわけで今回は、ホラクラシー組織始めた時のこんなところで苦労するよ、ってのをちょっと振り返ってみます。
ロールづくりの準備
ホラクラシー組織を始めるには、いろいろとやることはあります。カラビナで最初に取り組んだのはサークル、ロールの設定でした。
現在はリクメディアの代表のjonyさんの「ホラクラシー組織を一緒にやってくれる人募集!」という一声からホラクラシー組織の取り組みはスタート。
https://karabiner.tech/blog/holacracy-for-karabiner-members/
(↑そんな気持ちのjonyさん)
最初に取り組んだのは、課をサークルに移行することで、具体的には課のTODOを洗い出すことからはじめました。
2,3週間くらいかけて課が持つTODOを整理したものの、もっとテンポよく進むと想定していたぼくは、「面倒なことに手を出してしまったな。」と思うのでした。
ロールづくりの大変さ
ここからはカラビナでホラクラシー組織を始めるときに苦労したポイント、3つを紹介します。
苦労その1: 既存TODOの洗い出し
カラビナでは社内の運営をする課をサークルととりあえず定義しました。そしてそこにおける最初のミッションは課におけるTODOを整理すること。
それぞれの課におけるTODOの整理に2週間くらいかけて整理していきます。
そのTODOを基準に「このTODOとこのTODOをこのロールにする」という感じで課の人たちに所属する人たちの手でロールを作っていきました。
元々の課で取り組んでいたTODOが意外とあったみたいで、サークル内でそれを整理するのに時間はかかりました。
普通の企業でやろうとしたら、もっと時間がかかるりそうです。カラビナのベースとなる文化があったらからこそ、2,3週間でできたんだと思っています。
苦労その2: ロールの設定
TODOを洗い出した後にそれぞれを適当にロールとして定義していきました。
ホラクラシー組織を提案するHoracracy Oneのものを参考にすると、ロールには目的、目標、指標、責務、チェックリスト、プロジェクトを設定する必要があります。
カラビナの場合は、課のTODOからロールのチェックリスト、プロジェクトとして設定し、目標、指標、責務に関してはロールを運用していく中で少しずつ決めていくようにしました。
ロールの活動をより進めるのはこういった目標や指標、責務の部分だと個人的には思っているので、ちゃんと決めていけるような仕組みづくりをこれから取り組む必要があると考えています。
苦労その3: リードリンク選出
ホラクラシー組織では、サークルの方向性を示す責務をもつリードリンクというロールが必要で、ざっくりいえばサークルのリーダーのようなポジションです。
こういうリーダーのようなのは決まらないのが日本人なのかもしれません。
カラビナの場合、リードリンクはやれそうな人にまずは任せてみる、という方針でサークルにおけるリードリンクを決めていきました。
ホラクラシー組織を取り入れた当初は複数のサークルのリードリンクを掛け持ちするという状況がありましたが、今では少しずつ解消されていっているような感じです。
ホラクラシー組織は最初が大変
ホラクラシー組織の最初の一歩であるロールづくりですけど、これが大変でした。
とはいえロールづくりはスタートライン。
ホラクラシー組織についてぼくもわからないなりに勉強しながら、今に至ります。
やることはまだまだありますが、焦らずに腰を据えて進めていきたいところです。
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https://note.com/karabinertech/